シニアマンションの探し方と選び方!理想の住まいを見つけるコツとは
シニアマンションとは、高齢者の方が住みよい設備やサービスが提供されるマンションのことです。本記事では、老後の生活を楽しく過ごしたいという方に向けて、シニアマンションの選び方や探すポイント、シニアマンションはどういった場合におすすめなのかをお伝えします。これから理想の住まいを探したいという方は、ぜひ参考にしてください。
シニアマンションの探し方
シニアマンションには、シニア向けに設計された分譲マンションもあれば、シニアが住みよく整えられた賃貸マンションもあります。賃貸にするか、持ち家を買うかという違いはありますが、どちらも基本的に、物件探しは不動産会社に依頼することをおすすめします。
不動産検索サイトを利用しよう
任せたい不動産会社がすでにある場合は別として、ほとんどの方は不動産会社選びから始めることでしょう。手軽な方法としては、不動産検索サイト(ポータルサイト)を利用するのがおすすめです。シニア向けの物件を検索条件に入力すれば、取り扱いの不動産会社も絞り込めます。
シニア向け物件の取り扱い実績がある不動産会社を選ぼう
現状ではまだ、シニア向けとして市場に出されている物件は少ない傾向ですが「シニア相談可」や「歓迎物件」などといった特集も組まれています。
高齢者向けの物件探しに注力する不動産業者であれば、高齢者ならではの悩みを踏まえたアドバイスや、物件選びのポイントも熟知しているので、問い合わせ時に取り扱い実績を確認することをおすすめします。
シニアマンションを探すときのポイント
シニア向けの物件はシニアマンションに限らず、有料の老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅といった選択肢もあります。理想の住まいとしてシニアマンションを探すなら、受けられるサービスの内容や入居にかかる費用といったポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、ほかのシニア向け住宅と比較しやすいよう、シニア向けの分譲マンションの特徴を解説します。
介護サービスはなく外部に委託する必要がある
シニアマンションは、要支援・要介護認定を受けた人も入れますが、介護サービスは提供されていません。必要な場合は外部にサービスを頼む必要があるので、健康面に不安があり、日常生活でサポートを受けたい方には不向きといえます。
サービス付き高齢者向け住宅ならば、介護福祉士など専門家が日中に常駐し、安否を確認したり、生活の相談を受けたりしてくれますし、本格的な介護が必要ならば、介護付き有料老人ホームへの入居を検討しましょう。
セカンドライフを充実させたい人に最適である
シニアマンションは、基本的には自立して暮らせる人向けの物件です。
レストランやジム、プール、図書館など日常生活にプラスして嬉しい施設が揃っているので、生活をもっと便利にしたい、趣味の幅を広げたい、より健康に過ごしたい、同世代の人とサークル活動をしたい、といった老後の生活をアクティブに楽しみたいという方に適しています。
入居には高額な費用がかかる
シニア向けの分譲マンションは、レストランやジム、プール、図書館などの施設の利用、フロントによる日常生活のサポートや見守りサービス、医療施設と連携した緊急時の対応などのサービスが受けれます。
サービスが充実しているため、購入価格は数千〜数億円で、月にかかる利用料金も10〜30万円ほどと高めです。その点、サービス付き高齢者向け住宅は賃貸物件のため、月額約11万円(家賃、共益費、サービス費込)が平均的な負担額です。
有料老人ホームは月々の利用料とは別に入居に一時金が必要ですが、あくまで使用権の購入であるため、物件の購入費用よりも価格は低めです(数百〜数千万円が相場)。
シニアマンションを選ぶコツ
シニア向けマンションを選ぶ際は「物件の住み心地」と「周辺環境」「提供されている設備やサービス」を比較することが重要です。
賃貸の場合は住み替えのハードルが低いですが、分譲マンションを購入すると、気に入らない点があった際、住居を移すのはなかなか困難なため、問題がないか内覧時にしっかりチェックするのがコツです。具体的にどのような点に着目すればよいのか解説します。
居住性に問題はないか
まずは、手すりの設置や段差の有無など歩行に支障はないか、車いすでも十分行き来できるかといった、バリアフリーの観点から物件の居住性を確認してください。
階段の上り下りを避けるなら、エレベーター完備かどうかもポイントですが、緊急時の移動経路も考慮する必要があります。エレベーターが止まった場合に備えて、なるべく低い階にある部屋を選ぶことを検討しましょう。
日常生活に不便ではないか
シニアマンションは通常のマンションと同じく、単身あるいは夫婦など世帯が独立して暮らすことを前提に設計されています。そのため、スーパーやかかりつけの病院など、日常生活に必要な施設が周辺に揃っているか、公共交通機関のアクセスがよいかなど、利便性のチェックが重要です。
希望のサービスが提供されているか
シニア向けの分譲マンションは、高齢者向けのサービスや設備・施設が充実しています。内容は物件によって異なるため、希望のサービスが受けられるかどうか、設備やサービス内容の確認が必要です。
まとめ
本記事では、シニアマンションの探し方と探す際のポイント、選ぶコツについて解説しました。シニア向け物件を探すためには、取り扱い実績のある不動産会社に依頼するのがおすすめです。
マンションを購入する場合はとくに、住み替えは簡単ではないので、シニアマンションの特徴をおさえて探す際の判断材料にしましょう。選ぶ際は、居住性や利便性、サービス内容をしっかりと確認してご検討ください。