愛犬や愛猫と共に暮らせる?ペット可のサービス付き高齢者向け住宅

公開日:2023/09/15  
猫

高齢化社会の現在、シニアマンションを利用されるかたが増えています。自由な暮らしと安心感を、同時に得られることが魅力です。そこで、ペットとの入居が可能であるかを気にするかたもいるでしょう。家族として長年一緒にいる存在と、幸せに暮らすために重要なことです。ここでは、ペット可能なシニアマンションを解説します。

サービス付き高齢者向け住宅でペットと暮らせる?

シニアマンションを、正しくはサービス付き高齢者向け住宅と呼びますが、ペット可能な物件も存在します。ここ数年ペット好きのかたは多く、ニーズが高まっているのが現状です。

ペット可能な施設は全体的に少ない

介護サービスのなかでもサービス付き高齢者向け住宅が、ペットとの暮らしを許容する傾向があります。ほかには、有料老人ホームやシニア専用の分譲マンションなどが可能です。全体的にペット可能な施設は少ないですが、元気なうちに入居する自立型の施設であれば選ぶ幅が若干増えます。

できる限り動けるうちに、自身とペットが暮らしやすい環境を探しましょう。近年、介護支援が必須であるかたが入る特養施設でも、ペットとの暮らしを許可する動きが出てきました。ペットと離れて暮らす寂しさを極力なくすよう、少しずつサービスが活発化しています。

ペット可の施設が少ない原因

高齢者施設では、入居者の安全を第一にしています。そのなかで、生活環境を清潔に保つことは必須です。繊細な高齢者は健康状態に影響しやすいので、とても気を使います。しかし、ペットが施設内にいることで、糞尿の処理や毛の飛び散り、匂いの発生は避けられません。

それが原因で、アレルギー反応を出すかたもいるでしょう。また、鳴き声がうるさく感じたり、怖く感じるなどストレスになりかねません。他の入居者の同意が必要となるため、ペット可能にすることのハードルが高くなっています。

そして、飼い主の飼育能力が限界にきたときに、ペットの世話にまでサービスは対応できません。また、ペットの通院が必要なときなどもサポートが難しく、躊躇する施設が多くなっています。

ご高齢者がペットと共に暮らすメリット・デメリット

ペットとの暮らしは、高齢者の生活にメリットが多いといいます。しかし、デメリットも発生するので理解が必要です。

メリット・心の健康維持

愛くるしい姿や、ふわふわの体をなでるといった行為で癒される効果が絶大です。また、一緒に暮らすことで、家族のような感覚がめばえ生きがいにもなるでしょう。笑顔が増えて、寂しさや不安感を解消できるので、心の健康管理ができる存在です。

実際アニマルセラピーといった精神安定を目指す手法があります。心の豊かさを高めるために、ペットは頼りになるでしょう。

メリット・身体の健康維持

ペットの世話をすることは、それなりに身体を動かします。特に犬の場合は散歩が重要なので、毎日運動する習慣がつくでしょう。着替えて、外出をして、歩くというだけでとても健康的です。数年先まで元気に動くための体力が少しずつつくので、自身のためになります。

また、どのペットでも食事管理や清掃の都合で規則正しい生活が必要です。ペットがいる責任感として、だらけた生活になるわけにはいきません。自然につく、メリハリのある生活習慣は身体の健康を支えます。

デメリット・ケガや感染症の問題

高齢者の身体では、少しずつ体力や柔軟性の衰えが起きます。しかし、本人は自覚がなく、ペットの世話で無理をしてしまうことがあるでしょう。そこで、ケガをしてしまったり、噛まれることがあります。

また、ほかの入居者にもケガをさせてしまう危険性があり、注意が必要です。さらに、感染症が施設内で流行ってしまうことも想定して、ワクチンや躾を充分にしなければなりません。

デメリット・ペットのストレス

飼い主の健康状態によって、充分な飼育ができなくなる場合があります。とくに、散歩ができなくなった犬はストレスがたまるでしょう。餌を食べなくなったり、鳴きやまなかったり、いたずらをしたり、とても不健康な状態になります。

また、飼い主が認知症になった場合、餌を与え忘れたり、逆に与えすぎたりと、管理が正確にできないこともあります。そこで、体調を崩したペットがいても、すぐに通院させることもできません。ときにペットにとって、厳しい環境になることを想定することが必要です。

ペット可のサービス付き高齢者向け住宅の探し方

ここではペットと暮らせるサービス付き高齢者向け住宅の、具体的な探し方を紹介します。できる限り候補を多くして、満足できる暮らしを手に入れましょう。

ソーシャルワーカーに相談

ソーシャルワーカーとは、高齢者に向けた生活相談窓口です。あらゆることを気軽に相談できることが魅力であり、福祉施設にも詳しく頼りになります。病院や役所の窓口にいる可能性が高いので探してみましょう。

ただし、ペット可能な施設があっても満員の場合を想定しなければなりません。早い段階での検討は、後悔のない暮らしのために必要です。とくに65歳前後で相談するのが好ましく、ソーシャルワーカーとの意思疎通ができる段階を意識しましょう。

全ての希望を叶えることは難しくなるので、妥協してもよいポイントを考えることが重要です。

インターネット検索

インターネットで検索をすることで、日本中のペット可能なサービス付き高齢者向け住宅を探すことが可能です。介護福祉施設の紹介サイトが多数あるので、そこで求める条件を入力してみましょう。

GoogleやYahooの検索で『サービス付き高齢者向け住宅 紹介サイト』と入れると、多数紹介サイトが出てきます。画像で部屋の雰囲気もわかり、金額の目安も把握可能です。

まとめ

どの世代でも、ペットとの暮らしを大切にしているかたは多いでしょう。高齢者ともなると、ペットの存在はとても大きく、生きがいになるかたもいるはずです。そのため、心身共に健康なうちに、ペットが充分に暮らせる環境を準備しましょう。

犬・猫であれば10年以上は生活をともにするので、自身の10年後を見据えることが重要です。吹田ではシニアマンションが多数存在するので、ぜひペット可能なところを探してみましょう。幸せなシニアライフを実現します。

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